関節痛、腰痛など慢性的な痛みをお持ちの方も多いと思います。医療機関で原因の精査、治療が必要な場合もありますが、基本的な生活習慣を整えることも大事です。今回はそのことについて紹介します。
適度な運動: 運動不足は、筋肉や関節の硬化、血行不良などを招き、痛みを悪化させる原因となります。軽いウォーキング、ジョギング、水泳など、自分に合った運動を週に3~5日程度行うようにしましょう。定期的な運動を通して日常生活に症状が出る前に異常に気づけることもあります。ただし、痛みがある場合は無理せず、改善認めない場合は医療機関への相談をすすめます。
バランスの良い食事: 栄養不足は、体の回復力を低下させ、痛みを長引かせる可能性があります。野菜、果物、魚、肉、卵などをバランス良く摂取し、必要な栄養素をしっかりと補給しましょう。特に、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンE、マグネシウムなどは、痛みを和らげる効果があると言われています。
十分な睡眠: 睡眠不足は、疲労を蓄積させ、痛みを悪化させる原因となります。毎日6~8時間程度の睡眠時間を確保するようにしましょう。寝室の環境を整え、寝る前のスマホやパソコンの使用を控えることも大切です。
ストレスを溜めない: ストレスは、痛みの悪化因子の一つです。適度な運動や趣味、音楽鑑賞など、自分なりのストレス解消法を見つけて、ストレスを溜めないようにしましょう。また、家族や友人と話をしたり、専門家に相談したりすることも有効です。
禁煙: 喫煙は、血行不良や炎症を引き起こし、痛みを悪化させる原因となります。禁煙は、痛みを改善するだけでなく、全身の健康にも良い効果をもたらします。
適正体重を維持する: 肥満は、関節に負担をかけ、痛みを悪化させる原因となります。適正体重を維持することで、関節への負担を軽減し、痛みを改善することができます。
入浴: ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することができます。入浴剤を使用するのも効果的です。
マッサージ: マッサージは、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで、痛みを改善することができます。
温熱療法: カイロやホットパックなどを患部に当てると、痛みを和らげる効果があります。皮膚の状態を適宜観察して低温やけどには気をつけましょう。
冷罨法: 炎症がある場合は、氷枕や氷嚢などを用いて、患部に冷たい刺激を与え、炎症や痛みを抑える方法もあります。基本は15~20分程度で低温障害を起こさないように気をつけましょう。患部にタオルを巻き、その上から冷やす方法も効果的です。
いきなり全部行うのではなく、できること1つずつ試してみることで痛みが改善し、1日を気持ち良く過ごすことができるかもしれません。