自重トレーニング(カリステ二クス)とピラティスの相乗効果

ピラティスについて学んでみて、自重トレーニング(以下カリステ二クス)にピラティスを取り入れると色々なメリットがあると感じました。

今日は具体的に書き出してみます。

筋力強化

ピラティスでは体幹を中心に、カリステニクスでは全身の筋力を鍛えることができます。カリステ二クスの方が強い負荷をかけられるため筋肥大や筋力向上には効果的ですが、ピラティスは動作に集中してインナーマッスルを鍛える種目が多いです。両方を組み合わせることで、よりバランスのとれた筋力強化が可能となり、安全に負荷量を漸増させることにつながります。

柔軟性向上

ピラティスは、コントロールされたゆっくりとした動きで柔軟性を高めるのに効果的です。脊椎の分節運動(脊椎を1つ1つ動かす動作)を意識した種目もあり、脊柱のしなやかな動きを練習します。ゆっくり丁寧に行うことで緊張・硬直している部位を探すのに役立ちます。カリステニクスでは、全身の可動域を広げることができます。多関節種目でそれらの連動性が備わってこそ可能な種目・技も多く、機能不全の筋肉は動作の妨げになり、技のパフォーマンスが低下します。ピラティスは疲労部位や柔軟性・筋力発揮の阻害因子となっているところを確認するのに役立ち、改善に貢献します。

バランス改善

カリステ二クスでの片手や片足での種目(片手懸垂、片手腕立て伏せなど)はバランス感覚を要します。それらは高負荷で筋力向上に効果的ですが、負荷が高く怪我のリスクが高い種目でもあります。ピラティスはマット上で行い、転倒転落のリスクがないため女性や高齢者、怪我をしたアスリート等も安心して行えます。体幹の安定性を高めることでバランスを改善、左右非対称な動きで体の左右差を確認できます。上級アスリートでも故障した部位を避けて体幹に刺激を入れることができる他、体のどこに問題があるか確認することができます。

体幹強化

カリステニクスは、体幹を支える様々な筋肉を高強度で鍛えるのに役立ちます。ピラティスは、体幹のインナーマッスルの強化、呼吸を意識することで横隔膜や肋間筋など呼吸筋の使い方を練習することができます。両方行うことで酸素利用率の向上、効率的な筋肉の使い方を学べます。

運動能力向上

ピラティスとカリステニクスを組み合わせることで、筋力、柔軟性、バランス、体幹などの要素が向上し、運動能力全体を向上させることができます。

疲労解消

ピラティスで呼吸を意識することで自律神経に働きかけ、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。カリステ二クスで効率的な力の発揮の仕方を学習、総合的な筋力を向上することで日常生活動作での疲労を感じにくくなります。

怪我予防

ピラティスとカリステニクスは、正しい姿勢や動きを身につけることで、怪我を予防する効果があります。

ダイエット効果

ピラティスとカリステニクスは、カロリーを消費し、筋肉量を増やすことで、ダイエット効果が期待できます。

コミュニティーとして

カリステ二クスもピラティスも多くの器具を必要とせず、公園などで行うことができます。両方を組み合わせることでバリエーションが広がり、より広範囲の運動能力を持つ人たちが一緒にトレーニング可能、怪我をしたアスリートもコミュニティに入りやすくなります。幅広い背景を持つ人が集まることでコミュニティーとしての機能が向上します。運動をした快感を共有し、幸福感も高まります。

まとめ

組み合わせることで相乗効果をたくさん得られる感触があります。これから色々試してみたいと思います。

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