こむら返り(腓返り)とは、ふくらはぎの筋肉が急激に収縮して激しい痛みを伴う症状のことを指します。以下は、こむら返りが起こった時の対処法についての詳細です。
対処法
- 筋肉を伸ばす:
- こむら返りが発生した場合、痛みを感じてもつっているふくらはぎをゆっくりと伸ばすことが有効です。ただし、反動をつけたり、無理に伸ばすことは避けてください.
- 温める:
- こむら返りが収まった後は、患部を温めて血行を良くすることが推奨されます。これにより、筋肉の緊張を和らげることができます.
- マッサージ:
- ふくらはぎを優しくマッサージすることで、筋肉の緊張をほぐし、痛みを和らげることができます.
- 水分とミネラル、ビタミンの補給:
- 水分不足やミネラルバランスの乱れがこむら返りの原因となることがあるため、十分な水分補給とミネラル(特にマグネシウム、カルシウム、カリウム)の摂取が重要です.ビタミンB群、ビタミンDも有効と言われています。
治療法
- 薬物療法:
- 急な痛みに対する対症療法として、漢方薬「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」が使用されます。この薬は鎮痛、抗炎症、抗けいれん作用があり、こむら返りに対して迅速に効果を発揮します.
- その他にも、鎮痛内服薬や消炎鎮痛薬の外用薬、血流を改善する薬、筋肉の緊張をほぐす薬があります。
- 神経ブロック治療:
- 薬の効果が見られない場合、神経周辺に麻酔薬を注射する神経ブロック治療が行われることがあります。「深腓骨神経ブロック」などがあります。※調べたら出て来たので載せましたが、行っている病院は私は聞いたことがありません。かなり少ないと思います。
予防法
- 水分補給:
- 日常的に十分な水分を摂取することが大切です。特に運動後や暑い季節にはこまめに水分を補給しましょう.
- ミネラルの摂取:
- 筋肉の働きに関係するミネラル(マグネシウム、カルシウム、カリウム)をバランスよく摂取することが予防に役立ちます.
- 温める:
- ふくらはぎを温めて冷えを防ぐことも予防に効果的です.
- ストレッチとマッサージ:
- 運動後や就寝前にふくらはぎのストレッチやマッサージを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、こむら返りの予防につながります.
こむら返りは突然の痛みを伴うため、適切な対処法と予防策を知っておくことが重要です。