腰痛対策で使えそうなピラティスメニューを自分の勉強兼ねてまとめてみました。参考までに。
目的:
- 脊柱や骨盤の“コントロール力”を高めてフォーム改善
- インナーマッスル活性による“怪我の予防”と“疲労軽減”
- 柔軟性と安定性の両立で“効率的な動き”を習得
🧠セクション1:脊柱の運動学習と多裂筋の活性化
目的:脊柱の分節運動を覚え、起立筋の過緊張を抑える
種目 | 効果 | ポイント |
ロールアップ | 背骨を1椎ずつ動かす、体幹のコントロール力UP | 呼吸と連動/勢いでなくコントロール |
スパインストレッチ | 脊柱の分節屈曲/多裂筋への意識付け | 骨盤の傾きと背骨の丸みを意識 |
ヒップリフト | 臀筋と多裂筋の連動、脊柱コントロール | 骨盤のニュートラルからスタート |
ロールオーバー | 背骨の柔軟性と腹筋群強化 | 上肢・内転筋も同時に関与 |
🌀セクション2:胸椎の回旋・可動域向上
目的:回旋動作の質向上、呼吸筋や斜筋の活性化
種目 | 効果 | ポイント |
ヘリコプター | 胸椎の回旋可動域向上/腹斜筋強化 | ゆっくり8~15秒キープ |
スフィンクスリーチ | 胸郭の拡張、呼吸筋活性化 | 吐ききって最大回旋、下後鋸筋に刺激 |
💪セクション3:腹横筋と体幹の安定性
目的:コアの安定性とバランス、遠心性収縮を学ぶ
種目 | 効果 | 特徴 |
デッドバグ | 腰椎~骨盤の安定/左右差の確認 | 手足の動きと体幹の連動 |
ダブルストレートレッグストレッチ | 腹横筋の遠心性収縮 | 腰が浮かないよう注意 |
シングルストレートレッグストレッチ | 股関節の分離/ハムストリングスのストレッチ | 動作の緩急に対応 |
🦵セクション4:股関節と骨盤モーターコントロール
目的:股関節の柔軟性&分離運動、骨盤のコントロール
種目 | 効果 | 注意点 |
レッグサークル | TFLのストレッチ、股関節モビリティ | 骨盤がブレないように |
コークスクリュー | 股関節のアイソレーション | 腰を反らせず骨盤安定 |
トランクツイスト | 体側部ストレングス | 腹斜筋と回旋力UP |
レッグプル | 骨盤制御力、背面強化、臀筋強化 | できるだけお尻を下げない |
スイミング | 交互の連動、体幹伸筋群 | 脊柱の伸展バランスを保つ |
⚖️セクション5:バランス・軸の強化
目的:軸の安定化、腸腰筋の活性と全身の協調性
種目 | 効果 | ポイント |
Vバランス | 軸の意識/腸腰筋活性 | 骨盤を立てる意識 |
シール | バランス/脊柱のモビリティ | 背骨を丸める |
🌟セクション6:体幹・下肢のスタビリティと連動
目的:安定性と可動性を両立し、クロスフィット動作に応用
種目 | 効果 | 特徴 |
ロータリーサイドブリッジ | 体幹・胸郭モビリティ | 呼吸との連動も意識 |
サイドキック | 骨盤・脊柱のスタビリティ | 大腿部のスイング時に骨盤保持 |
サイドヒップラウンド | 外転筋/体幹強化 | 重心がぶれないように |
インサイドブリッジ | 内転筋と腹筋連動 | 体幹がブレないように意識 |
🔥チャレンジセクション(応用)
クロスフィットやアスリートにも適した中上級種目
- ハンドレッド:呼吸と腹横筋活性(長時間の緊張に耐える)
- エルボープローン:体幹安定、肩甲帯の安定
- バードドッグ:交互連動と体幹制御
- ロールオーバー:体幹・背骨コントロール強化
- シザース:骨盤・脊柱安定/下肢可動性
💡補足ポイント
- 多裂筋:姿勢制御に重要。筋紡錘が豊富で“脊柱のセンサー”として働く
- 腹横筋:体幹インナーの要。先に働いて他の筋群をサポート
- 胸椎の回旋:クロスフィットのバーベル動作やランジ、ランニング等パフォーマンス向上
- 骨盤安定:スクワットやスナッチ時のケガ予防に不可欠