2025年6月更新|クロスフィットと競技トレーニングの中で考える身体との対話
日々のトレーニングを続けていると、思わぬ成長を感じる瞬間や、逆に身体からの小さな「違和感」というサインに気づくことがあります。
最近の私の関心は、“身体とのコミュニケーション”を丁寧にとること。コンディショニングとは、まさにその対話の積み重ねです。
身体を観察する習慣
特別な道具や時間がなくても、以下のようなシンプルな習慣がコンディショニングに大きく貢献しています。
- 硬くなっている筋肉を伸ばすこと
→ 夜寝る前にストレッチ動画を見ながら、日替わりで部位を決めて実施。副交感神経を優位にして睡眠の質も高めます。 - 弱い筋肉には軽い負荷で繰り返し刺激を入れる
→ 筋力を“戻す”というより、“呼び覚ます”感覚で動かす。神経系へのアクセスを取り戻すイメージです。 - 日々の体調変化を感じる
→ 朝の足裏の接地感、肩甲骨まわりの可動域、呼吸の深さなど「なんとなくの違い」に敏感になるようにしています。
成長を感じた瞬間:ロウイングの再発見
以前、長時間のロウイングで腰を痛めた経験がありました。しかし最近では、体幹の固定を意識しながら全身の連動性を高めることができ、推進力を効率的に出せる感覚を掴んできました。
フォームの微調整も大きなヒントになります。たとえば:
- 膝や体幹の屈曲角度の変化による負荷の分散
- 股関節可動範囲確保によって、大腿筋膜張筋等の過緊張の回避
トレーニングはただの運動ではなく、身体との対話の時間だと改めて実感します。
今後のチャレンジに向けて
今、私の視野に入っているのは 「HYROX」と「スパルタンレース」。
似て非なる競技性を持つこの2つは、同時に準備するのが難しいぶん、トレーニングの幅を広げてくれます。
- HYROXではスピードと正確な動作継続
- スパルタンでは不整地や障害物を含めた多面的な身体コントロール
どちらにも共通するのは、**“動きながら考える力”**です。単なるフィジカル勝負ではなく、刻々と変わる状況の中で「今、最も効率的な選択は何か」を判断する瞬発力が求められます。
最後に:継続のコツは“整えること”
強くなるために「追い込む」日もあれば、「戻す」日もある。
そして整える日は、そのどちらにも属さない、第三のアプローチ。
- ケアを通して、自分を大切にする時間を持つこと
- 他人と比べず、過去の自分との変化に気づくこと
- 少しずつ“なんかいい”状態を積み重ねていくこと
このブログを通して、同じように日々の身体と向き合う誰かのヒントになれたら嬉しいです。