ディロード(Deload)とは、筋トレにおいて一定期間トレーニングの強度やボリュームを意図的に減らすことで、体に蓄積した疲労を回復させるテクニックです。
疲労によるパフォーマンス低下
トレーニング量が多すぎる→ストレスからコルチゾールの分泌増加
アドレナリン感受性が低下し、モチベーション・集中力・パフォーマンス低下につながります。
ディロードの期間をつくることでアドレナリン感受性の回復から強さ、速さ、モチベーション、集中力を高めることができます。
ディロードのイメージ
ディロードの目的
- 炎症の改善
- テストステロンとコルチゾールの比率の改善
- 免疫力回復
- 筋グリコーゲンの貯蔵量回復
- 精神状態の回復
ディロードの方法
ディロードの方法はいくつかありますが、一般的には以下のような方法が取られます:
- 重量を減らす:通常のトレーニング重量を減らし、セット数やレップ数はそのままにする。
- レップ数を減らす:重量やセット数はそのままに、レップ数を減らす。
- セット数を減らす:重量やレップ数はそのままに、セット数を減らす。
- 種目を変える:異なる種目を取り入れて、特定の筋肉群への負荷を軽減する。
ディロードの頻度
ディロードの頻度や期間は個人のトレーニング状況や疲労の度合いによりますが、イメージの参考として
- トレーニングボリュームが多すぎる
- 何度も限界にチャレンジしている
- 精神的なストレスを感じる(以前にトレーニングが不安になるような怪我があるなど)
- 神経学的な要求(慣れない、複雑なトレーニングをしているなど)
- トレーニング密度(インターバルは適切か、など)
1つだけあてはまる→6〜8週に1回
2〜3つ→6週に1回
4〜5つ→4週に1回。さらに生活でのストレスを感じる場合は3週に1回
ディロードの注意点
トレーニングを始めたばかりの初心者や、順調に記録が伸びている人にはディロードはあまり必要ない場合があります。
トレーニング負荷を落とすと習慣が変化することによりモチベーション低下することがあるため、長期的な視点をもって計画的に行うことが大事です。
まとめ
ディロードを上手に取り入れることで、長期的なトレーニングの効果を最大化し、持続的な成長を促すことができます。